・脱毛を控えた方が良い条件は?
・日頃気をつけるべきことがあれば知っておきたい
脱毛をするにあたり、数々の注意事項や施術できない条件があるのはご存知でしょうか?
せっかく脱毛をしようとしても、条件に引っかかってしまい脱毛できなかったら悲しいですよね。
脱毛をするために注意が必要なことやチェックしておくべき条件を解説しますので、脱毛前にぜひ参考にしてくださいね。
目次
脱毛できない人がいる?脱毛ができない条件とは
最近主流になっている光脱毛や医療レーザー脱毛では、メラニン色素に反応する光を当て毛根付近に熱を発生させ、細胞にダメージを与えることで毛を生えにくくします。
このような脱毛の仕組みから、体へ悪い影響を及ぼしてしまうリスクが出る条件がいくつかあり、条件に当てはまる人は脱毛ができない可能性が高いです。
・体質や病気、薬の種類や成分
・脱毛時の体調
体や肌にトラブルをきたさないために大切なことなので、しっかりと押さえておきましょう。
肌質や肌の状態
まずは肌質や肌の状態です。
- 乾燥肌
- アトピー・敏感肌
- 日焼け肌
これらの肌質の人は、肌の調子や状態によっては脱毛ができないことがあります。
どのような理由で注意が必要なのか、1つずつ解説します。
乾燥している肌
肌が乾燥していると皮膚を刺激から守るためのバリア機能が壊れて刺激に弱くなります。
加えて、熱や光の刺激を吸収してくれる水分が少ない状態のため、施術中の痛みの悪化や施術後の肌トラブルが起こりやすいのです。
また、水分量が少ない肌は脱毛の光が伝わりにくく、脱毛自体ができても効果の実感が薄くなります。
脱毛をして綺麗な肌になりたいなら、日頃から肌の乾燥には十分に気をつけましょう。
脱毛後の乾燥を防いで肌荒れを防ぐコツは『顔や髭の脱毛で肌荒れする?肌荒れを防ぐコツや安全に安く脱毛する方法をご紹介』で詳しく解説しています。
アトピー肌・敏感肌
アトピー肌や敏感肌の人は、肌の調子がコロコロ変わりやすいのが特徴です。
肌の調子が良い時は状態を見ながら脱毛できますが、調子が悪いときはトラブルに繋がるリスクがあり施術を受けられない場合があります。
・化粧水やコスメがしみる・赤みがでる
・ケロイド体質
・ステロイド剤など薬を服用・塗布している
脱毛方法によってはアトピー肌や敏感肌の人でもできる施術はありますが、あらかじめ自分の肌の状態を見極める・医師に相談するなど、万が一のことを考えて行うようにしましょう。
敏感肌やアトピーの肌質に合う刺激の少ないお手入れ方法は『敏感肌やアトピーでも脱毛できる?痛みがなくて効果の高い脱毛方法をご紹介』で詳しく解説しています。
日焼けで黒くなった肌
肌色が黒く変わっていて、焼けていない部分との境目が分かるほどの日焼けをしている肌は脱毛ができないか、もしくは脱毛までに数カ月時間をおく必要が出てきます。
皮膚が赤みを帯びてヒリヒリとほてった状態になり、内側の水分が減ってカラカラに乾燥します。
肌のバリア機能ももちろん壊れてしまうので、乾燥肌と同じようにトラブルを引き起こします。
そして日焼けによって黒くなった肌はメラニン色素を多く含んでいるので、脱毛の光によってダメージを受けてしまい痛みが強くなるのです。
体調不良の時
風邪や発熱などの体調不良時は脱毛ができません。
体調不良時は肌がとても敏感になりやすく、肌トラブルの原因になりかねないためです。
また、脱毛時の熱を軽減する理由で照射前に冷却ジェルを塗るので、免疫が落ちていると必要以上に体が冷えてしまい、さらなる体調の悪化を招くこともあります。
効果的に脱毛をするためにも、肌へ余計な負担をかけないためにも、脱毛期間は体調管理をきちんとして健康な状態で施術を受けましょう。
生理中や妊娠中
生理中や妊娠中は、ホルモンバランスや体調の変化が起こりやすいので脱毛はできません。
脱毛をすると刺激や痛みを感じやすくなったり、長時間同じ姿勢を続けることでむくみや冷え・血行不良になったりと、体調が悪くなってしまう可能性があります。
妊娠中の場合、脱毛自体に胎児への悪影響があるわけではないのですが、何かしらの影響が出てしまうリスクが少なからずあるので脱毛をお休みする必要があるのです。
体質・病気や薬の副作用
体質や病気・薬の成分で、脱毛の光の刺激によってトラブルが起こってしまうリスクがある場合は脱毛自体ができなくなります。
一見して脱毛とは何の関係もなさそうでもトラブルを誘発するかもしれず、脱毛を断られるケースもあるので注意しましょう。
脱毛ができない病気
・甲状腺疾患
・心疾患・肝疾患・糖尿病など
てんかんは、けいれんや意識障害などが症状として慢性的に現れる脳の病気です。
てんかんの中には、光感受性という光の刺激で症状が発作として出てしまうものがあり、光を使用する脱毛の施術は避けたほうが良いと考えられています。
脱毛時はゴーグルで光が見えないようにしていますが、脱毛の刺激で発作が起こるリスクが少なからずあるため施術ができません。
同様に、心疾患を患っている人、心疾患や合併症の一因となる糖尿病・肝臓病を患っている人も心臓発作のリスクがあり脱毛が難しくなります。
また甲状腺疾患を患っている場合は、ホルモンバランスの乱れにより肌のかゆみや乾燥、微熱など様々な症状が出るために多くの脱毛サロンでは断られてしまいます。
光線過敏症の副作用がある薬に注意
体質や病気だけでなく、薬の副作用にも脱毛に影響するものがあります。
特定の種類の薬を服用したり塗ったりした後に光を浴びると、肌の赤み・炎症・かゆみを伴う発疹が出てしまう光線過敏症と言う副作用です。
光線過敏症が副作用として出やすい薬の成分は、解熱鎮痛剤や血圧を下げる薬、軟膏や痛み止めの湿布などごく身近ものにも含まれています。
その他にも脱毛する際の肌の状態で気を付けるべきポイントは『脱毛は肌荒れしてたらできない?ニキビやアトピーでも脱毛できるのかを徹底解説』で詳しく解説しています。
脱毛ができない場合の対処法
脱毛ができない条件に当てはまってしまった場合でも、適切な対処で脱毛ができるようになることがあります。
- 肌の保湿や日焼け対策
- 脱毛の時期をずらして体調を整える
- かかりつけの医師に相談する
肌の保湿や日焼けケアをする
乾燥や日焼けによって起こる脱毛時の負担を減らすために、日焼け対策や日焼け後のケア、日頃の保湿がポイントとなります。
日差しが強くない気候や時期であっても紫外線を浴びてしまうので、用途や時期に合わせて日焼け止めを選んで使うのをおすすめします。
また、肌のダメージを回復しやすくするビタミンCが入った化粧水やクリームを使うことで、乱れた肌のターンオーバを整えていくのもケアとして良い方法です。
ターンオーバーが約28日ごとの正常な周期に戻っていくと表面にある古い角質が溜まらずに剥がれていき、化粧水や美容液の浸透率が高まります。
また、日焼けによって増えたメラニン色素が外に出されていくので、日焼けで脱毛を休んでいる人にもうってつけの方法ですよ。
脱毛時期をずらして体調を整える
脱毛直前に体調不良になってしまった場合、そのまま脱毛を受けるのは体の大きな負担になるのでやめておきましょう。
せっかく予約をしたのに…という気持ちも分かりますが、さらに体調を悪化させないように脱毛日をずらすのがベストです。
予約日の直前だと、サロンによってはキャンセル料がかかる店舗もあるため、前もって通う店舗のルールをチェックするようにしましょう。
かかりつけの医師にあらかじめ相談する
持病や薬の服用があるなど、場合によっては脱毛をすると体への負担が重くなり、思わぬ発作や副作用などの影響が出るかもしれません。
脱毛する前にしてはいけないこと
脱毛は熱を加えて行う仕組みのため、体を温める行動や過剰な発汗をしてはいけません。
・ホットヨガやジムで汗を流す
・お風呂に浸かる
また、薬の服用や塗布、予防接種にも注意しましょう。
飲酒
飲酒した状態での脱毛は禁止されています。
全身の血行が良くなることで、施術をした箇所にかゆみやヒリつきを伴う湿疹ができることがあります。
どうしてもお酒を飲む予定が入ってしまうのであれば、ノンアルコールにするのが良い対処法です。
激しい運動などでの発汗
脱毛をする前にスッキリしようと汗を流したくなる気持ちは分かりますが、お風呂に浸かるなどの体を温める行動や運動は控えてください。
飲酒同様に血行がよくなり、施術中や施術後の肌トラブルに繋がります。
また、温まった体に冷却ジェルを塗るので、風邪を引いてしまうなど体調不良の原因にもなることも注意しましょう。
直近での予防接種
予防接種は、脱毛をする1週間〜10日ほど前までには済ませておきましょう。
予防接種を受けてから1週間は体が免疫を作っている期間のため、まだまだ免疫力が低い状態です。
体調を崩しやすいので、この期間は避けて脱毛の予約を取ってくださいね。
条件に気を付けてセルフ脱毛をしよう
数ある脱毛方法の中で私がおすすめしたいのは、セルフ脱毛です。
セルフ脱毛の一番の特徴は自分自身で脱毛の施術をすること。
・キャンセル料やシェービングなど追加料金がかかる
自分で脱毛をするからこそ、このような悩みを解消できる方法なのです。
自分で脱毛するから気軽で予約も取りやすい
サロンやクリニックでの脱毛ではプロに施術してもらえる安心感はあるものの、キャンセル料やシェービング・麻酔などの料金が発生しますよね。
その点、セルフ脱毛は痛みが少ないので麻酔が必要なく、シェービングも自身で行うので余分な料金はかかりません。
また、予約が即日取れるので空いた時間を有効に活用できるところもおすすめなポイントです。
自分の体としっかり向き合いながら、お得に美肌を手に入れましょう。
脱毛できない場合の対処法
脱毛をする前にしてはいけないこと
肌の負担を減らせるおすすめの脱毛